【マルチ商品とは】
マルチ商品に困っている方はとても多いです。
マルチ商品は不幸な方を増やす商売形式であり、これまで数十万人を超える方々を不幸にしてきました。
ただし、ちょっと考えればマルチ商品がイケナイことは誰にでも分かります。
しかし、当時の人たちはそうしたイケナイことがまるで分かっておらず、それこそインフルエンザのウイルスを拡散させるかのごとく、被害者をねずみ算式に増やしていったのです。
このマルチ商品が仕掛け人にとって成功したのは、その感染の拡大方法が適していたからだと言えます。
例えば、インフルエンザのウイルスを拡散したければ、満員電車の中でゴホゴホすれば患者を増やせます。
そしてマルチ商品の増やし方ですが、「情」に訴えるというものが最適だったと言えます。
日本人は和を尊ぶ民族になりますので、親兄弟姉妹親戚、小中学校の時の同級生、近所づきあいの方々などの「繋がり」を利用して、マルチ商品を買う「和」を拡大させていったのです。
【イーラーニング研究所のサービス】
イーラーニング研究所は様々なサービスを展開しています。
スクールTVをはじめ、スマホアプリを使った勉強ツール、勉強に役立つ掲示板なんかを作っています。
こうしたイーラーニング研究所のサービスを利用することで子供の成績をアップさせることが出来ると、親御さんの間で評判になっているのです。
ではこのイーラーニング研究所のサービスとマルチ商品ですが、どのような共通点があるのでしょうか。
実はイーラーニング研究所は一般の方を販売員に仕立て上げて、イーラーニング研究所の商品を売ることをしていたのです。
イメージとしてはヤクルトのおばちゃんでしょうか。
名目的にはフランチャイズに近いかもしれませんが、形式としては訪問販売員という単語が一番しっくり来ると思います。
そしてこの販売スタイルがマルチ商品の売り方に似ていると話題になったのです。
マルチ商品は上記で紹介したとおり「親しい友人」に売るものです。
一方、普通の訪問販売は縁もゆかりも無い赤の他人に対して売りつけます。
そしてイーラーニング研究所の商品ですが、マルチ商品と同様に知人に売りつけます。
そうしたことを行ってきたからこそ、多くの方がイーラーニング研究所のサービスをマルチ商品と勘違いしたのです。
【マルチ商品と誤解されるようになった経緯】
では何故、その人たちはイーラーニング研究所の商品を知人に売りつけたかと言うと、それが最も楽だからです。
まったく知らない赤の他人に売るよりも、「情」に訴えて売った方が、売れる率は高いのです。
普通の訪問販売が100時間かけて1000件訪ねて3本の売上に対し、知人でしたら10時間かけて10人に10本も売ることが出来るのです。
それゆえ誰しもが後者の商売スタイルを選択します。
しかし一番の問題は、いらないものを売りつけられることでしょう。
イーラーニング研究所のサービスを欲しがる人たちにきちんと売ってくれれば、ここまで大きな問題になりませんでした。
いらない人にまでムリヤリ買わせたからこそ、イーラーニング研究所のサービスはマルチ商品だと誤解されるようになったのです。