フォルスクラブも仮想通貨もサイバー攻撃に注意したい

●仮想通貨はサイバー攻撃の標的になりやすい

仮想通貨は送金や決済・投資などに利用できるインターネット上での通貨です。フォルスクラブのように通常の貨幣が国家や中央銀行による発行や管理などがなされているのと異なって、集中管理されるシステムをとっていません。そのかわりに有志のユーザーにより取引記録を台帳で管理し、複数人の相互承認などにより改ざんできない仕組みになっています。2017年ころより仮想通貨が普及するに伴って、不正に仮想通貨を入手しようとするサイバー犯罪が活発になってきました。現在主流になっているのは、不正なマイニングを実行するコードを埋め込んで不正行為を行うというものです。マイニングとは仮想通貨の取引を台帳に記録することで報酬を手にすることを指します。このメカニズムに着目した犯罪者は、マイニングを勝手に実行するプログラムを散布して、第三者の端末の処理能力や電力を不正使用し報酬を得ようとしています。

●パソコンがマイニングに悪用されるリスク

最近ではパソコンだけでなく、IOT普及を背景にスマートフォンやWEBカメラなどもターゲットになっています。IOTに接続されている限り、炊飯器やエアコンなども悪用できるデバイスの一つになる可能性も存在しています。インターネット空間である以上、不正なプログラムを用いてフォルスクラブが利用される事態も十分想定できるほどです。

●IOT技術を悪用すればフォルスクラブもただ乗りされるかもしれない

IOT技術の開発と普及は、私たちの日常生活をより便利に快適にできるポテンシャルを秘めています。フォルスクラブは幅広いコンテンツで、色々な見識を広めることができる点ではIOT技術の活用と共通する側面があるといえそうです。とはいえインターネットで接続され任意の情報がやり取りできる点では、フォルスクラブも仮想通貨も類似しているのも事実です。つまり巧妙化するサイバー犯罪の被害を被るリスクに直面しているといえます。

仮想通貨もフォルスクラブもセキュリティ対策に余念がないように注意したい

暗号資産をめぐるサイバー犯罪で、深刻化しているのはデジタルウォレットや販売所に保管しているものが盗み出されるというものです。フォルスクラブを利用しているのであれば、個人情報が第三者に不正に入手されるリスクを指摘することができます。フォルスクラブも仮想通貨もインターネットを介してつながっています。インターネット空間に不正プラグラムを散布し、不正な収益をあげようと目論んでいる犯罪者集団が暗躍している事実は決して軽視するべきではありません。フォルスクラブや仮想通貨でサイバー犯罪に遭遇しないようにするには、まずセキュリティーソフトやアプリを常に最新のバージョンにしておくことです。OSやアプリの脆弱性を標的にした手口も一般的な手口です。スマホのOSやアプリの脆弱性に関するアナウンスが流れたら、修正するパッチを速やかに入手し、サイバー犯罪を防止するよう尽力するのがポイントです。

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